砂防百景2
設計1課の藤本です。
私の所属する課では、砂防・急傾斜をメインに調査・計画・設計を行っています。
前回は砂防ダムの紹介でしたが、先日、急傾斜地の対策工完成後の状況を見に行く機会がありましたので、今回は急傾斜地崩壊対策の事例を紹介したいと思います。
当現場では約3年前、梅雨前線豪雨により民家の裏山が崩壊し、土砂が民家まで流入しました。ブルーシートで覆われている箇所が崩れた箇所ですが、民家と斜面の間は非常に近接しておりこのままでは、非常に危険な状況でした。
その後、調査・計画・設計を行い、今では斜面に法枠(網目状のもの)を設置し、民家を守っています。
今後は、施工された法枠の緑化が進み周辺の山と調和していくでしょう。
これから梅雨の時期になり、災害が発生しやすくなりますが、更なる崩壊を防ぎ安全・安心な地域づくりを行っていきたいと思います。