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【椎茸の原木栽培を行っています!

 技術第3部のFです!

今回は、私達が日置市の田舎で行っている『椎茸原木栽培』について紹介したいと思います。

 

1.原木の切倒し・葉枯らし・玉切り

 12月中旬に原木の切倒しを行います。原木栽培に適しているクヌギ、コナラを根元から切倒し、葉がついた状態で約1ヶ月間放置します。1月中旬になると約1mに切断(玉切り)し、さらに1ヶ月間乾燥させます。

【ポイント①】

 葉枯らし(葉がついた状態から水分が抜ける)で乾燥させることで植菌に適した状態になります。

 

2.玉切り・植菌

 2月中旬に玉切りした原木に専用ドリル(インパクト等)で穴をあけ、種駒をハンマーで打込みます。ホームセンター等の市販原木は、直径10cm程度ですが、我が家の原木は、10~30cmまであるため、運搬に一苦労します。今年は、原木150本程に3品種4200個の種駒を打ちました。

【ポイント②】

 植菌する種駒は、M産業の「肉〇号」をお勧めします。昨年より、「K太郎、Y次郎」の2つの新品種を追加栽培しています。

 

3.仮伏せ

 植菌した原木は、直射日光の当たらない場所に、井桁状に積み上げ、枝葉(シート等)で覆います。椎茸菌は、保温・保湿に注意が必要で、水分管理が大事ですので、雨が降らない時は、散水管理します。

【ポイント③】

椎茸の収穫量は、仮伏せ期における菌の活着伸長に左右されるため、夏場の乾燥に注意します。

 

4.本伏せ

 秋頃になると仮伏せ原木を栽培場所に本伏せします。仮伏せで原木に菌が蔓延すると、原木から「榾木(ほだぎ)」と呼び名が変わります。榾木を直射日光の当たらない、雨が当たる場所に移動し、「合掌組み」で並べていきます。

【ポイント④】

 梅雨期になると榾木の上と下をひっくり返す「天地返し」を行い、木づち等で叩いて菌に刺激を与えることで椎茸の収穫量アップに繋がります。

 

5.収穫

 植菌から2夏経過(今年の榾木は令和7年秋)より収穫できるような椎茸が生えてきます。今年は、雨が少なく、収穫はボチボチですが、最盛期は、花が咲いたように椎茸が穫れます。

                   

 

 収穫した椎茸は、鍋、みそ汁、バター炒め等で美味しく頂きます。お勧めは、七輪で焼いて、塩、マヨネーズ等で食べると最高です!

 

※椎茸の原木栽培に興味のある方は、技術第3部まで御連絡下さい!

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